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「肯定的に書いて」旧民主党を彷彿…ぬぐえない国民民主党の「甘えの構造」 

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国民民主党代表選の構図 1/4枚 【野党ウオッチ】

 取材相手からの注文や苦言に耳を傾けるのも記者の仕事である。そうした会話の中から次の記事の着想を得ることも少なくない。とはいえ、「ちょっとスジが違いませんか?」と首をかしげたくなることも…。

<< 下に続く >>

 大阪市内の所轄警察署を担当していた十数年前、ある事件の容疑者の身柄を署が押さえているという情報をつかんだ。

 捜査関係者らに取材を重ね、事実関係の詳細をほぼ確実に把握できた段階で、「当て取材」のために署長のもとへ足を運んだ。取材で得た情報をぶつけて反応をうかがうことで、記事にできるかどうかを判断するわけだ。

 正直、気が重かった。事案について報道発表をしていないということは、捜査当局にとって公表すべきでないと判断した事情があるのだと考えられる。「待った」をかけられたらどうしよう、いっそのこと署長に当てずに書いてしまおうか…。そんなことを思いめぐらしながら警察署を訪ね、話を切り出した。

 私の逡巡(しゅんじゅん)は完全に見透かされていたようだ。こちらが一通り話し終えたところで、署長は笑みを浮かべて言い放った。

 「新聞に書かれたぐらいで潰れるような捜査はしてへんわ!」

 昔話を持ち出したのは、最近、国民民主党を担当する記者から党幹部が次のように漏らしていると聞いたからである。

写真一覧

  • 国民民主党を結党後、初の街頭演説に臨む玉木雄一郎(右)、大塚耕平両共同代表=5月14日、東京・有楽町
  • 国民民主党の党本部が入居する東京・永田町のビル屋上に設置された看板。掛け替えても「甘え」の体質は変わらず?=7月9日、東京都千代田区永田町(広池慶一撮影)

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