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清原被告初公判(1)小さな声で「無職です」 紺のスーツ、白いワイシャツ姿で入廷

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産経新聞

 《覚醒剤を使用したなどとして、覚せい剤取締法違反(使用、所持、譲り受け)の罪に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれた》

 《高校生のときにはPL学園高校でエースの桑田真澄氏と「KKコンビ」として活躍し、甲子園大会で2度の優勝を果たした。西武在籍の11年間に4番打者として8度のリーグ優勝、6度の日本一に貢献し、通算本塁打が525本を数えるなど野球界で華々しい成績を残した清原被告がなぜ、薬物に手を出したのか。3月に保釈されて以来、初めて公の場に立つことになり、その発言に注目が集まっている》

 《清原被告は今年2月、警視庁が東京都港区の自宅マンションを家宅捜索し、覚醒剤所持容疑の現行犯で逮捕された。その後、東京地検は所持と使用、譲り受けの罪で起訴。3月に保釈保証金500万円を納め、保釈された。保釈当日、勾留されていた警視庁本部から、持病の糖尿病の検査・治療などのためしばらく入院するとし、千葉県内の病院に直行。その際、弁護人を通じて書面でコメントを発表している》

 《清原被告はこの書面で「この度は、私の犯した罪により、関係者の皆様、ファンの皆様をはじめ、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。その上で、「今は、皆様を裏切ってしまったことを深く後悔するとともに、これまで応援してくださった皆様のお気持ちに報いるためにも、一から出直し、必ず更生することを決意しています」とも記していた》

 《傍聴席の抽選会場となった日比谷公園(東京都千代田区)では、20の一般傍聴席を求めて傍聴希望者3769人が列を作り、倍率は約188倍に達した。傍聴席の抽選は通常、東京地裁の敷地内で行われているが、多くの傍聴希望者が予想される場合、混雑回避などのために日比谷公園で実施されることがある》

 《過去に東京地裁で開かれた刑事裁判で最も傍聴希望者が多かったのは、オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(61)の初公判で1万2292人(倍率256倍)。次いで覚せい剤取締法違反罪に問われた女優、酒井法子さん(45)の初公判で6615人(330倍)。このほか、同法違反罪などに問われた歌手のASKA(アスカ)=本名・宮崎重明=さん(58)の初公判では2646人(126倍)、政治資金規正法違反罪に問われた小沢一郎元民主党代表(73)の初公判では2146人(44倍)だった》

 《清原被告の公判は即日結審する見通し。また、情状面を証言するため、親交があるという元プロ野球選手で「ハマの大魔神」として知られた佐々木主浩氏(48)が情状証人として出廷する》

 《午後1時30分。傍聴人で満員の東京地裁425号法廷に紺色のスーツ、青っぽいネクタイ、白いワイシャツ姿の清原被告が入廷し、一礼した。逮捕時と同様、顔は少し日焼けしているようにみえるが、ひげはなく、少しやせた印象だ。佐々木氏はすでに法廷に入り、後方の傍聴席に座っている。吉戒裁判官が開廷を告げ、清原被告は証言台の前に立った。氏名や生年月日、住所などを尋ねる人定質問が始まる》

 裁判官「仕事は何をしていますか」

 被告「無職です」

 《大きな体ながら、その声は小さい。続いて検察官による起訴状の朗読が始まった。起訴状によると、清原被告は今年2月、東京都港区内で覚醒剤を使用した上、覚醒剤約0・2グラムを所持。また昨年9月ごろ、群馬県みどり市の無職、小林和之被告(45)=覚せい剤取締法違反(譲渡)の罪で公判中=から同県内で、覚醒剤1・2グラムを8万円で譲り受けたとされる》

 《起訴状朗読の間、清原被告は直立不動。起訴状朗読が終わると、吉戒裁判官が黙秘権などについて説明。その上で、起訴内容についての認否を尋ねた》

 裁判官「検察官が読み上げた内容に、間違いはありますか」

 清原被告「間違いありません」

 《傍聴席にいた記者たちが速報を伝えるために慌ただしく法廷を後にする。認否に続き、検察官が事件のストーリーを示す冒頭陳述が始まった》 

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