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ボンベ使い回しのダイビングツアーで「花嫁」は“殺された”

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地方・西

 事故から約3年の今年7月、大井さんの夫と、父母は、ガイド2人とテ社を相手取り、計9200万円の賠償を求める訴訟を起こした。会見した父親は涙ぐみ、「ツアーでは安全チェックを何ひとつしていなかった。あまりに娘がかわいそうだ」と訴えた。

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 父親によると、4月にガイド2人の罰金刑が確定した後、会社側の謝罪を待ったが、一切連絡がなかったという。会社側はガイド個人の責任を主張したこともあったといい、「あまりに無責任すぎる。会社が誠意ある対応をしない限り、事故はなくならない」と怒りをあらわにした。

 大井さんの死後、父親はダイビング事故が報じられるたび、胸が締め付けられるような思いがするという。母親も気分がふさぎ込む状態が続いている。最愛の娘を失った遺族の無念は計り知れない。

 常に命の危険と隣り合わせとなる海の中。今年も静岡県や長崎県でダイビング中の死亡事故が起きている。国内の事故では、ダイバーのトラブルにパートナーのバディが気づいていないという特徴があるという。これ以上、若い命が失われる悲劇を繰り返さないためにも、ダイビング関係者らは今一度、安全対策を確認する必要があるのではないだろうか。

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  • ダイビングツアーに参加した娘が亡くなったのは「ガイドのずさんな対応が原因」として損害賠償を起こし、記者会見する父親(右)。娘は、ハネムーンを目前に控えた幸せの絶頂のときに海に沈んだ=大阪市北区

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