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「死刑になろうと…」患者殺害を企てたエリート医師 所長就任も狂った歯車

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産経新聞

 仙台市泉区のクリニックで平成12年に起きた筋弛緩(しかん)剤事件では、元准看護師の男が患者5人に筋弛緩剤を点滴し、1人を殺害、4人を意識不明にさせたとして、殺人罪などで無期懲役が確定した。男は筋弛緩剤などの投与のほか、薬剤の在庫管理も担当していた。

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 三重県伊勢市の薬局で15年4月に薬剤師の男が精神安定剤入りの薬を子供に処方し、傷害容疑で逮捕された事件では、男は勤務当初から調剤を担当。精神安定剤は粉末状で、顆粒(かりゅう)状の処方薬に混ざるとほとんど分からなくなり、薬の形状などを把握した上での犯行だったとみられる。

 元看護師の男は逮捕当時、「待遇に不満があった」「患者は誰でもよかった」などと動機を供述。薬剤師の男も「人事と人間関係に不満があった」と、ストレスからの犯行だったことを示唆している。

 東洋大の桐生正幸教授(犯罪心理学)は「医療従事者は『患者の命は自分がコントロールしている』と思い込みがちで、それが患者の存在を軽んじる意識につながることがある」と指摘。

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