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「死刑になろうと…」患者殺害を企てたエリート医師 所長就任も狂った歯車

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産経新聞

 クリニックを運営する医療法人社団「三友会」によると、橋爪容疑者は平成3年に大学を卒業し、医師としてのキャリアをスタート。大学病院などで経験を積み、17年2月からクリニックに勤務。前任の所長が今年3月に退職したのを受け、4月に後を継いだばかりだった。

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 前所長の退職で常勤医が1人減ったため、クリニック側は非常勤医を2人採用。前所長も非常勤で手伝うようにしていた。4月以降、橋爪容疑者は週休2日で、勤務時間などに大きな変化はなかったという。

 ただ、事件後にカルテを調べたところ、2月下旬に不眠症の訴えがあり、30日分の睡眠薬を処方。所長就任から約1カ月後の5月にも追加して処方していた。同19日には、事務長に「肉体的には問題ないが、精神的に疲れた」と相談していたという。

 別の男性患者(60)も「看護師が『(橋爪容疑者の)仕事が大変そうだ』と話していた。人知れず、疲れがたまっていたのかもしれない」と話す。

 過去に死亡事故で立件も…専門家「医師のメンタルケア必要」

 医師や薬剤師などの医療従事者が患者らに危害を加えた事件は過去にもあった。いずれも立場を悪用して無防備な患者らを標的にしており、専門家は「密室の中での通り魔とも言える犯行。倫理観の再構築が必要だ」と訴える。

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