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「死刑になろうと…」患者殺害を企てたエリート医師 所長就任も狂った歯車

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産経新聞

 幸い、男性の容体に異変はなかった。その間、橋爪容疑者はナース室で休んでいるように言われたが、スタッフらがしばらくして事情を聴くために戻ると、その姿はなかった。

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 橋爪容疑者は同8時40分ごろ、クリニックを出て、車で警視庁町田署に向かっていた。服に血液が飛び散った状態だった。「人を刺してきた」。署員には当初、事実と異なる説明をしたが、翌12日に殺人未遂容疑で逮捕された後は、一連の犯行について関与を認める供述をしている。

 帰宅途中にコンビニエンスストアに寄り、購入したたばこを吸っているときに患者の殺害を決意したといい、犯行動機をこう語っている。

 「死にたかった。患者を殺して警察に捕まり、死刑になろうと思った」

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 近所の住民らによると、橋爪容疑者は10年ほど前から町田市内の一軒家で暮らしている。近くの主婦は「奥さんも医師で、お嬢さんは都心の有名女子高校に通っていると聞いた。外国産車でお嬢さんを送り迎えするなど、とても幸せな家庭に見えた」と話す。

 クリニックの患者らは「おとなしく、親身に相談に乗ってくれる先生だった」と口をそろえる。2年前から橋爪容疑者の人工透析を受ける男性患者(78)は「いつもていねいな応対で安心感があったのに…」と首をかしげる。

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