流血止まらぬ反体制派の街、シリア・ホムス 砲撃で大量殺害
2012/02/10 23:13更新
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【ダマスカス=大内清】シリアの反体制派の拠点がある西部ホムスに対するアサド政権軍の砲撃は開始から1週間の10日も続き、人権団体などの情報を総合すると、これまでに市民ら450人以上が死亡したもようだ。政権側は今回の攻撃を反政府活動の鎮圧につなげる考えだが、反体制派武装組織「自由シリア軍」は抵抗を続けており、止まらぬ流血に国際社会はいらだちを強めている。
戦車と迫撃砲による砲撃は3日夜に始まった。4日には国連安全保障理事会でロシアと中国が対シリア決議案に拒否権を行使、政権側はその後、攻撃を強化した。安保理での否決が市民の大量殺害に“お墨付き”を与えた格好で、国連の潘基文事務総長も8日、「(決議案否決は)シリア政府が国民への『戦争』を強化するのを助長した」と、糾弾したほどだった。
昨年3月に南部ダルアーで発生した大規模な反政府デモが全国に拡大する中、第3の都市ホムスで、政権側が弾圧を集中させているのはなぜか。ホムスはレバノン国境に近く、軍を離反した将兵の出入国拠点となってきたとされる。
またホムスは、首都ダマスカスと、第2の都市である北部アレッポを結ぶ街道上の要衝にある。政権側には、ホムスを徹底鎮圧して国民に恐怖心を植え付けるとともに、他の都市の反体制派の活動にも打撃を与える狙いがありそうだ。
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記事本文の続き 国内の反体制派活動家によると、今回の作戦に連動するかのようにレバノン側でも最近、アサド政権の支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの民兵が「反体制派狩り」に乗り出しているという。
一方、特定の都市を集中攻撃する方法は、ハフェズ・アサド前大統領が1982年、イスラム武装勢力が蜂起した中部ハマで市民数万人を殺害し、反体制派押さえ込みに成功した事件を想起させる。
前大統領の政治顧問だったジョージ・ジャッブール氏は、現大統領のバッシャール氏について、「就任当初は父親との差別化を図ろうとしていたが、今は父親をまねようと躍起になっているようだ」と語る。
3日は、30年前の82年に「ハマの虐殺」が始まった日にあたる。偶然にせよ、政権指導部に、前大統領にならい、ホムス攻撃を自らの延命につなげる意図があるのは明らかだ。
だが当時と違い、補給路が断たれた街で女性や子供らが次々と犠牲となる無差別攻撃の様子は、インターネットへの動画投稿などで外部に伝えられている。流血をリアルタイムで目撃する国際社会の圧力がさらに強まるのは必至だ。攻撃が長期化すれば、何らかの介入を招き、アサド政権が窮地に陥る可能性もある。
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