「選挙不正は50都市」認めた 改革派はネットで「現状」発信
2009/06/23 02:14更新
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■護憲評議会「300万票…結果に影響ない」
イラン大統領選を監督する「護憲評議会」は21日、国内の計50都市で、開票に伴う不正があったことを認めた。国営イラン放送によれば、護憲評議会の報道官は「(元首相派は)80~170都市で不正があったと主張しているが、これは誤りだ。不正行為は50都市でしか存在せず、これらの選挙区の総投票数は300万票だ。選挙結果には何の影響も与えない」と語った。
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記事本文の続き 大統領選では、改革派ミルホセイン・ムサビ元首相(67)と、マフムード・アフマディネジャド大統領(52)との間に、1000万票以上の差があったとされた。
一方、イラン警察当局は21日、ムサビ元首相の支持者と治安部隊との20日の衝突により、計457人が逮捕されたと発表した。元首相派は22日夕も、大規模デモを予定しており、さらなる衝突が懸念されている。
■ジャーナリストの拘束相次ぐ
大統領選の結果をめぐる改革派の抗議行動が続くイランで、ジャーナリストの拘束が相次いでいる。当局は外国人記者の取材活動を制限しており、デモ隊と当局側の衝突の様子はインターネットの動画サイトなどを通じて知るほかない。米ネット各社は22日までに、ペルシャ語サービスの追加など「支援」の姿勢を打ち出し始めた。
フランス通信(AFP)によると、パリに本部を置く国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」は21日、イランで大統領選の前後に拘束されたジャーナリストが計33人に達したと発表。「イラン・イスラム共和国は今や、ジャーナリストにとって、中国と並ぶ世界最大の監獄になった」などとする声明を出し、拘束者の即時解放を要求した。
イラン外務省報道官は20日、米国の対外ラジオ短波放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」と英BBC放送を「米英政府の代弁者となり、イラン民族の分裂をねらい動乱を扇動している」と名指しし、BBC特派員に国外退去を命じた。米誌ニューズウィークの男性記者は容疑不明のまま拘束されているという。
外国メディアの取材が制限される中、国際社会の支持を求める改革派支持者らはインターネットを駆使して騒乱の現状を発信している。米CNNによると、ネット・コミュニケーション・サービス大手「ツイッター」上に「ネダ」と呼ばれる16歳の少女が民兵の銃撃で死亡したとされる情報が公開された。動画投稿サイト「ユーチューブ」には、この少女とみられる人物が路上に倒れ、数人の男性に介抱される様子が流された。
米インターネット検索大手グーグルはペルシャ語の翻訳サービスを開始。傘下のユーチューブでは通常は削除対象となる過激な暴力描写が含まれる映像も、イランの抗議行動関連に限って規制を解いている。
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