「イチローの気持ちわかる」 IOC評価委来日で石原知事も緊張
2009/04/13 23:03更新
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2016年の夏季五輪招致を目指す東京都を視察するため、国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が14日、来日する。10月の開催都市決定に向けた視察となり、評価委が作成する報告書はIOC委員の重要な判断材料となる。都では「環境技術」や「財政力」をPRするつもりで、13日には都内で決起大会も開かれ、招致活動は大きな山場を迎えている。
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記事本文の続き 五輪開催を目指す決起大会はスポーツ界主導で行われ、メダリストら約600人が出席。五輪出場選手が1カ月間で集めた2万人の招致賛同署名も提出され、会場内は夢の実現を期待するムード一色に染まった。
東京は財政力やインフラ面が評価され、昨年6月の1次選考を1位通過。今回の視察で好評価を得られれば招致実現にさらに近づくだけに関係者の緊張感は高まるばかり。石原慎太郎知事も「久しぶりに緊張している。こういう戦いは神経を使う。イチローの気持ちがわかる」と思わず本音をもらした。
来日するのはIOC委員ら計13人。16日から4日間の日程で半径8キロメートル以内に集中させた都心部の競技会場予定地を視察するほか、都のプレゼンテーションを受ける。18日には国賓をもてなす迎賓館(港区)で麻生太郎首相主催の公式晩餐会を開催、国を挙げての招致支援を印象づける。
また、「世界一コンパクトな大会」を実感してもらおうと、都は渋滞や信号待ちを回避した綿密な視察ルートを策定。英語を使ったプレゼンはリハーサルを繰り返した。
IOCでは、平成10年のソルトレーク冬季五輪招致をめぐる過剰接待が問題となったことから、委員への贈答品や接待、個別訪問は全面禁止され、都招致本部では「公式行事中心の正攻法のアピールがカギを握る」とみている。
このため、都は評価委に水道水を詰めたペットボトル「東京水」を提供。飲料水の安全性を強調するほか、視察には最新鋭のハイブリッドバスを使用し、環境技術をアピールする。
また、タクシーやバスなど計14万台の車両が五輪ステッカーを張り出し、東京タワーのライトアップで招致ムードを演出する。視察先では、64年東京五輪を象徴する国立競技場に立ち寄り、IOCが重視する五輪の「遺産(レガシー)」継承を印象づけたい考えだ。
外国メディアには、相撲部屋や築地市場を回る特別ツアーも用意して日本文化への理解を深めてもらう。評価委は20日に離日し、27日からリオデジャネイロ(ブラジル)を視察する。
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