V奪回へ…挑戦者として臨む「原巨人」
2012/02/13 20:00更新
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巨人が充実のキャンプを送っている。杉内、村田ら大型補強に成功し他球団がうらやむ陣容を整えた今季、3季ぶりのV奪回はもはや“至上命題”。ただ原辰徳監督は産経新聞のインタビューに対し「あくまで挑戦者として戦う」と強調、厳しい練習と競争意識の徹底で、白石興二郎オーナーが年頭訓示で厳命した「無敵ジャイアンツ」への下地作りを進めている。(森本利優)
今季の陣容について原監督は「(選手)それぞれが質の高さを持ちながら、自分の立ち位置、役割をもわかった選手が多くなった」と指摘。その上で「(確固たる)レギュラーがしっかりとチームを動かしていく。最低でも4人から5人、いてほしい」と理想を語る。
昨季は先発オーダーが100通りを超え、1年間不安定な戦いを強いられた。キャンプ前に阿部、村田、長野、坂本の4人をチームの「軸」と表現、自覚を促したのもそのためだ。
開幕投手についても「年度を代表する先発投手。チームもファンも、すべての人が認めた人がマウンドに上がるべきだ」とし、例年より早く3月上旬にも本人に通告し準備させる考えを示した。もっとも、野球に負傷などアクシデントはつきもの。「層を厚くしておくことが危機管理において重要」と、軸に続く選手たちの奮起と成長を求める。
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記事本文の続き 実際、阿部とともに昨年は独自調整が認められた小笠原、高橋由、谷のベテラン勢に対する特別扱いをやめた。オフには大田、宮国の若手2人への期待を公言していたが、キャンプインが近づくと「力のあるものが(定位置を)勝ち取れる状況にする」と軽々に具体名を挙げなくなった。
今年の宮崎ではベテラン若手を問わず居残り練習で技術を磨き、必死にアピールする選手の姿が目立つ。中心選手には自覚と責任を求める一方で「実力至上主義」も明確にした指揮官にとっては、まさに望んでいた光景だろう。
昨季本拠地での平均入場者数は4万771人と7%減り、オフには内紛騒動も勃発した。「毎年横一線からスタートするのがプロ野球。新たにこのジャイアンツをプロ野球の歴史の中に刻みたい」。通算9年目を迎えた原巨人は、陰りもみえる巨人ブランドを再び光輝くものにできるか。
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