事業仕分けで計1兆円超を国庫返納 結果踏まえ来年度予算を削減へ
2009/11/17 20:54更新
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政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)が平成22年度予算の概算要求の無駄を削る事業仕分けは17日、都内で5日目の作業を行い、第1ラウンドの議論を終えた。その結果、事業の「廃止」や「予算計上の見送り」と判定された予算は1500億円程度にとどまるが、数千億円規模の基金や特別会計予算を国に返納すべきとしており、実質的な国庫返納額は1兆円を超える見込みだ。
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記事本文の続き 第1ラウンドの仕分け作業の結果、「廃止」と判定されたのは少なくとも約860億円▽「予算計上見送り」は約550億円-にのぼった。「予算削減」を求められた事業もある。
17日は文部科学省が概算要求で58億円を要求した独立行政法人・宇宙航空研究開発機構の官民共同開発ロケット「GX」のエンジン開発費の予算計上の見送りを求め、予算要求の出ていないロケット本体についても「廃止」と判定した。
また、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の無人補給機「HTV」(259億円)や開発中の複数の人工衛星(89億円)も10%の予算削減を求めた。
総務省が財団法人「明るい選挙推進協会」に委託している「明るい選挙推進費」(3億円)は、「歴史的使命を終えた」として廃止。来夏の参院選経費(544億円)も10~20%の予算削減となった。
裁判員制度の広報啓発費(1・3億円)も予算計上を見送り、保健所職員らの研修を行う国立保健医療科学院は、業務のスリム化や経費削減が必要として「見直し」と判定した。
行政刷新会議は24日に仕分け作業を再開させ、27日までの日程で第2ラウンドの作業を行う。政府は仕分け作業の結果を踏まえて、95兆円台にふくらんだ来年度予算の要求額を3兆円以上削減する方針だ。
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