【よくわかるニュース解説】JR、相次ぎ消える名物車両
2012/02/15 09:37更新
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東海道・山陽新幹線の初代「のぞみ」をはじめ、JRグループの名物車両が3月17日のダイヤ改正で相次ぎ引退する。高速化を牽引(けんいん)したり、鉄道旅行の楽しみを広げたりと一時代を築いたが、省エネ化などの波に押され世代交代に追い込まれる。旅行会社が企画した「“ラストラン”に乗るツアー」も早々に完売するなど、愛好家たちの惜しむ声は日増しに強まっている。
飛行機や夜行バスなどが台頭し、移動手段が多様化、高速化した昨今、かつてのような「鉄道でのんびり」という旅行スタイルは減ってきている。昔ながらの「旅情」をそそる名車両の引退は、一時代の終わりも意味する。
鉄道に詳しい旅行作家の野田隆氏は「最近は省エネ性能の向上や高速化が至上命令のため薄っぺらな車両が多いのに比べ、往年の車両は重厚感があり、日本の風景ともマッチしていた」と相次ぐ退役を惜しんでいる。
■□■
≪築いた一時代 省エネの波に押され≫
3月に姿を消す代表的な車両が、1992年に東海道新幹線の「のぞみ」として運転を始めた300系だ。最高時速を従来の220キロから270キロへ引き上げ、東京-新大阪間を19分短い最短2時間半で結ぶようになった。運行するJR東海の山田佳臣社長は「新幹線を本当の意味で高速化させた立役者だ」と意義を強調する。
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記事本文の続き 空気抵抗を抑えるためにスマートな流線形にした先頭デザインは人気を集めたが、先進的な技術を積極的に採り入れただけに「導入当初はモーターの制御装置や空調設備などの故障に手を焼いた」(幹部)ことも。
省エネの技術開発が進み、「のぞみ」の現在の主力はN700系だ。消費電力量は300系に比べ約25%削減できる。
■とがった鼻、団子鼻も
山陽新幹線からは、先頭の「鼻」の部分がとがった100系も消える。初代型車両0系を一新して85年に登場。中間の2階建て車両には食堂などを設け、新幹線に乗る楽しみの幅を広げた。ラストランに向け、今は1編成を6両に短縮した3本が残るだけだ。
日本旅行は最終運転日の3月16日に100系、300系に乗るツアーを企画。別れを惜しむ鉄道愛好家らの人気を呼び、早々に完売となった。
一方、東北・上越新幹線の初代型車両200系は昨年11月、東北新幹線での営業運転を終えた。0系のような「団子鼻」の先頭部分が特徴で、上越新幹線が「最後のとりで」となる。
■「高度成長期の申し子」
先頭部の流線形と、白地に青いラインが入った塗装で「まるで新幹線が在来線を走っているようだ」と話題になったJR東海の371系。小田急電鉄に乗り入れて新宿(東京)-沼津(静岡県)間を走る特急「あさぎり」から今年3月に引退する。大きな窓を備え、中間に2階建て車両を連結し、富士山などの眺望を味わえると評判だった。
JR西日本の寝台電車583系が唯一定期列車として走る夜行急行「きたぐに」(大阪-新潟間)も姿を消す。かつて夜行列車に加え、日中は寝台を座席に変えて走行した「高度成長期の申し子のような存在」(愛好家)。だが、現存車両は製造から40年近くたち老朽化が進んだ。「583系の一部車両は臨時列車用に残す」(JR西日本)ものの先は厳しい。
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愛好家はいいとしても- [独白]
- 写真撮影で新幹線を止めた「40代の男性」にJRは損害賠償請求したのだろうか。当該…
hijiritoayumiさん























