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半数以上の大学が働く意欲低下を指摘

2012/02/14 22:54更新

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 就職を目指す近年の大学生の「働くことに対する意欲」について、半数以上の大学が「低下している」と感じていることが産経新聞が実施した調査で分かった。調査からは、働くことに対し前向きになれない若者像が垣間見え、大学側が懸念を抱いている実態も明らかになった。

 調査は昨年、文部科学省中央教育審議会が職業教育に関する答申のなかで、「若者の働くことへの関心・意欲の低下、職業意識・職業観の未熟さ」を指摘したことを踏まえ実施した。

 72%の大学が、学生の「職業意識・職業観の未熟さ」を、56%が「働く意欲の低下」を感じていると回答。具体的には「働くことへの目的意識が持てない」「将来に対する期待や夢が持てない」といった点を指摘する大学が多かった。

 原因をたずねたところ、「過保護と過干渉でハングリー精神が希薄化している」(西日本の国立大)、「ゆとり教育の弊害で競争心がない」(東日本の私立大)など、豊かさの代償としての現象という声が多数を占めた。

 同時に企業に実施した調査で、採用する学生に特に求めたい能力を複数回答で聞いたところ、82%の企業が「粘り強さ・ストレス耐性」と回答。「コミュニケーション力」(79%)が続いた。さまざまな資格などのスキル、面接対策などを強く求める企業は少なく、職業人となるための素養をまず磨いてほしいというニーズが強かった。

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記事本文の続き また大学に対し、「伸ばすことに困難を感じている能力」を聞いたところ、「粘り強さ・ストレス耐性」が最多の32%。以下、「環境への適応能力」「労働意欲の向上」と続いた。企業、大学とも近年の学生の忍耐力の欠如を問題視しており、その育成が課題となっているようだ。

 このような現状への危機感は強く、「社会全体で考えるべき問題」(西日本の国立大)、「新しい教育カリキュラムが必要」(通信業)といった、職業教育の在り方の根本的見直しを求める声が複数あった。

     ◇

 調査は250大学(回収率62%・156校)の就職担当者と、250社(同36%・91社)を対象に昨年末に実施した。

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