【勿忘草】ぶつかり運動
2009/10/05 06:47更新
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以前も公共のマナーの悪さに閉口していると書いたことがあるが、第2弾。私って、このコラムでいつも怒ってばかり。でも、目に余ることが多すぎて書かずにいられない。
まずは、巷(ちまた)ではやっているキャリーバッグ。キャビン・アテンダント(CA)が空港内をさっそう歩いているときに手に引いているあのバッグだ。かつてはCAの専売特許的な雰囲気もあったが、今やあちこちに氾濫(はんらん)し、街中やデパート内など込み合っている場所でも頻繁に見かける。足がひっかかったことが何度もあるが、謝られたことは一度もない。「腕の筋肉が退化するぞ!」と毒づいてしまう私…。
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記事本文の続き 続いて雨の日の傘。人込みで、傘を水平に持って手を振って歩く人がいる。理解に苦しむが、こういう人がけっこういるのだ。小さな子供には、傘が目と同じ高さになり危険極まりない。歩きタバコもしかりだ。
まだまだある。エスカレーターの乗降口で立ち止まる人、狭い通路を手をつないでゆっくり歩く人、込んでいる電車でも座席に荷物を置く人、エトセトラ、エトセトラ…。あぁ、愚痴が止まらない!
以前読んだ人気脚本家の三谷幸喜さんのエッセーに、「傘が“危ないですよ”ということを知らせるために、わざと自らぶつかっていく」とあり、私も見習って「ぶつかり運動」を始めた。そんな「当たり屋」みたいなことせんと、ストレートに注意すればいいやん-といわれるかもしれないが、以前、それをやってケンカになってしまったことがあり、今は自粛している。逆ギレされて殺されでもしたらかなわんし。
で、成果はというと、逆に「ぶつかんなよ」といわんばかりの態度をとられることが多く、苦戦中である。1日が終わるころにはすっかりやさぐれている私に、家人は「そんなカリカリしても仕方ないやん。疲れるだけやで」と半ばあきれ顔。でも、性分なんだからどうしようもない。
というわけで、懲りずに地道に「ぶつかり運動」を続けていくつもりだ。三谷さんは、「ぶつかり運動」を今も続けておられるのだろうか。成果はあったのだろうか。お会いする機会があれば(絶対ないけれど)ぜひお聞きしたいものだ。
(杉山みどり/SANKEI EXPRESS)
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