【青信号で今週も】肥満からの脱出には順番が大切 大和田潔
2012/02/20 13:24更新
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人間を車に例えると、エンジンなどの動力源は心臓や肺の機能と手足の筋肉、燃料は体に蓄えられた脂肪や糖、ギアやトランスミッションは関節や骨などに当たるのではないでしょうか。そう考えると、どうやってメタボリックシンドロームから脱出していったら良いのかが見えてきます。
車の燃料のガソリンは、精製された燃焼しやすい燃料ですが、人間の脂肪にはいくつかの種類の脂肪があり、必ずしもエネルギーに変換しやすい形ではありません。重い燃料や車体を抱えた状態で、速く車を走らせようとアクセルを踏み続けるとトランスミッションやタイヤなどに負担がかかり故障につながります。
肥満度が強い体にも同じことが言えます。突然、ランニングを始めたり、長距離を走るようにしたり、縄跳びをしたりすると膝や足首や腰の関節に負担がかかり、体の故障につながります。ひとたび体の故障を起こすと、治すためには数週間、ひどい時には数カ月かかります。その間、運動ができないので、逆効果になってしまいます。
うまくメタボリックな体形から脱出が進んでくると、体形が変化してきます。その状況を自分で自覚することが重要です。肥満度が強い場合は、運動は息切れがしない程度におさえて、食事量を減らすことで体重減少を計るべきだと思っています。食事量を減らすといっても、毎日コンニャクを食べるなど継続不可能な食事の変更は避けるべきです。
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記事本文の続き ダイエット方法としていろいろな方法が取り上げられては消えていきましたが、大切なことは「継続可能な習慣化できる特別なものを使わない方法を探す」ということです。それは、人によって異なるでしょう。
ですから、ダイエットは自分にあった方法を探していく必要があります。留意すべき点は、一日に食べる総カロリー量は急激に減らさないこと、蓄積型の遺伝子が働く夜には食事を避けることなどです。栄養吸収やインスリン分泌量を増やさないため、食事を抜いたり、どか食いを避けることも大切です。脳が感じる飢餓(きが)感は避けがたいものですので、脳が飢餓感を起こさないよう工夫が必要です。
(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔(おおわだ・きよし)/SANKEI EXPRESS)
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