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飲みすぎて記憶がない…なぜ起こる?
2010/03/20 22:09更新
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送別会、花見と、お酒を飲む機会が増える時季。「お酒を飲みすぎて昨夜の記憶がない」などとよく言うが、これって、なぜ起こるのか? 医療法人社団榎会・榎本クリニックの深間内(ふかまうち)文彦院長に聞いた。
「記憶は脳内のいくつかの部位が連携して担当しており、代表的なところが大脳辺縁系にある『海馬』という領域です。この海馬にアルコールの影響が及ぶと、海馬の働きが抑制され、記憶力が低下し、物忘れがひどくなるんですよ」
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記事本文の続き 飲酒時のことをおぼえていない「ブラックアウト(一過性全健忘)」という現象は、このためであり、「飲んでいたときの記憶を度々なくす」というのは、適正飲酒レベルをはるかに越えている証拠と深間内院長は言う。
「アルコールの血中濃度と酔った状態には関係があり、軽く抑制がとれて気分が良くなる『ほろ酔い』といわれる段階は、ビールなら1、2本、日本酒1、2合 (血中濃度0.02-0.1%)。それ以上の酩酊期(ビール4-6本あるいは日本酒4-6合程度。血中濃度0.1-0.2%)では、足元のふらつき、千鳥足、何度も同じことをくどくどしゃべる、支離滅裂、大声を上げるなどの症状が出現します」
ちなみに、ろれつが回らなくなる、千鳥足になるなどは、運動を制御している小脳に対するアルコールの影響によるもので、転倒・転落・入浴中の死亡などの原因ともなるという。
「さらに飲酒量が増えると、脳の最も深いところにある『脳幹部』にまでアルコールの影響が達します。すると、意識障害や呼吸停止に陥ることもあるんですよ」
血流に乗って脳に運ばれたアルコールは脳を外側から内側にむかって徐々に麻痺させていき、危険度も徐々に高まるということだ。
「急激なアルコール血中濃度の上昇を防ぐためには、空腹で飲まない、つまみを食べながら自分のペースでゆっくり飲む、自分の適量を知っておく、休肝日を設けるなどがお勧めです」
酔って度々記憶をなくす人は、かなり危険な状態のよう。ご注意を!
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