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飛行中の飲酒は控えめに 気圧の関係で地上より酔いやすい
2009/12/27 13:31更新
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不景気とはいえ円高の影響で、年末年始は海外旅行に行く人が増えるのか。ところで、「飛行機の中でアルコールを飲むと、まわりやすい」と聞くことがあるけど、これはなぜ? 医療法人社団榎会・榎本クリニックの深間内文彦院長に聞いた。
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記事本文の続き 「飛行機内でアルコールがまわりやすくなるのは、気圧の関係です。上空では気圧が低くなるもの。そのままでは地上で生活している私たちが耐えられなくなるため、飛行中の機内は地上の8割程度に気圧調節されているんですよ」
そのため、ヒトのカラダ自体がわずかに外側に膨らんだ状態になり、血管も拡張するという。
「気圧の低下にともない、単位体積あたりの酸素濃度も、血液中の酸素分圧も低下するので、頭痛・吐き気・めまいなどの症状が起こることがあります。ちょっとした高山病ですね」
人体は酸素不足を補うために、呼吸や脈拍が多少早くなる。これは健康な人にとってはほとんど問題にならない程度だが、飛行中にお酒をたくさん飲むと、血管拡張と心拍数の増加とが相まって、アルコールの脳への回りも早くなり、地上にいるときより酔いやすくなるのだという。
「また、肝臓は酵素によってアルコールを分解しますが、酵素反応は一定の温度や気圧・酸素濃度のもとで効率的に進むので、気圧や酸素濃度が地上より低い機内では分解速度が遅くなり、アルコールが代謝されにくくなります」
また、離着陸を含めて気圧が変化しやすいため、自律神経系が乱れがちになるなど、いろいろな要素が重なりあうことも原因として考えられるという。
「ちなみに、飛行機内は砂漠並みに乾燥しています。そのうえでアルコールを飲むと、利尿作用でトイレに行く回数が増え、適切な水分補給がされないと、ますます脱水状態が進んでしまい、血液の濃度が高まって、エコノミー症候群になる危険性もあるんですよ」
飛行機内での飲酒は、くれぐれも控えめに、水分補給もお忘れなく。
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