ワクチン接種 手間取る準備 16都道県「あす開始が困難」
2009/10/18 02:13更新
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新型インフルエンザワクチンの接種が医療従事者を皮切りに19日から全国でスタートするが、全都道府県の約3分の1に上る16都道県では、接種を「初日から始めるのは難しい」としていることが17日、共同通信のまとめで分かった。
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記事本文の続き 受託医療機関の決定が遅れるケースや医療機関へのワクチン配分の調整に手間取る例も目立ち、情報提供態勢など国への不満も。想定する接種スケジュールの遅れにつながることが懸念される。
≪スケジュール遅れ懸念≫
厚生労働省は国が定めた優先対象者からワクチンを接種する方針で、19日以降は感染者の診療に直接従事する医療従事者(約100万人)に、11月からは基礎疾患(持病)のある人と妊婦への接種を始めることにしている。
まとめでは、16日の段階で「19日から医療従事者への接種が始められるか」を47都道府県の担当者に聞いた。
「いいえ」と回答した16都道県のほとんどは「19日の週には始める」とし、富山は22日から、北海道や奈良などは23日からとしている。東京は「26日の週から」としている。
一方、一部の医療機関を含めて19日から始めると答えた30府県のうち、島根は「離島や遠隔地では態勢が整ってから開始」と説明。宮城は「19日に始められるようワクチンを医療機関に納入する。あとは医療機関の都合次第」としている。
■「方針転換」に自治体悲鳴
新型インフルエンザワクチンの接種開始を19日に控え、厚生労働省の専門家会議が従来の「2回接種」から「1回接種」に方針転換したことで、自治体や医療機関に混乱が広がっている。当初のスケジュールでも休日返上で準備に追われていたのに、1回接種となれば準備の態勢を変える必要があるからだ。厚労省は来週中にも接種回数を決定するが、関係者は「なぜ今ごろ」と不満を隠さない。
厚労省が各自治体に具体的な供給計画を示したのが今月2日。開始まで2週間程度という厳しいスケジュールに自治体から不満の声が上がっていた。
さらなる1回接種への方針転換で不満はピークに達している。「1回接種になれば対象者が広がり、周知の方法も変わる。寝耳に水だ」。千葉県の担当者は怒りをあらわにする。
約11万人が接種を受ける東京都。19日の接種開始は間に合わず、1週間ずれ込む事態となっている。
「接種回数が変われば、各自治体への配布量が変わる。接種開始の作業が山場を迎えているこの時期に、なぜなのか」と悲鳴を上げる。
1回接種について、医療関係者は「希望者が接種できる」と歓迎する一方、患者と接種希望者が同時に殺到する懸念もある。
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