【法廷ライブ 高相被告】(1)スーツ姿で証言台へ「トイレで使用していません」現物の覚醒剤示され…
2009/10/21 11:23更新
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《元アイドルの妻に覚醒(かくせい)剤を勧め、夫婦で捕らわれの身になる結果を招いた夫は、法廷で何を語るのか-。覚せい剤取締法違反の罪で起訴された女優の酒井法子被告(38)の夫で、同法違反罪(所持、使用)に問われた自称プロサーファー、高相(たかそう)祐一被告(41)の初公判が21日午前10時から、東京地裁(稗田雅洋=ひえだ・まさひろ=裁判官)で開かれた》(2)飲食禁止の法廷でほうじ茶…父の言葉にタトゥーの入った手で今日の法廷ライブ一覧
《審理が行われるのは地裁4階にある425号法廷。傍聴席は42席だ。同法廷では今後、23日に麻薬取締法違反の罪で起訴された押尾学被告(31)の初公判、26日には高相被告の妻の酒井被告の初公判がそれぞれ予定されている。いずれの公判でも傍聴希望者が殺到するとみられており、この日は1557人が東京地裁を囲むように並び、“プラチナチケット”と化した傍聴券を求めた》
《捜査関係者などによると、高相被告はこれまでの調べの中で、自らの覚醒剤の使用状況を詳しく述べてきたほか、酒井被告についても「4年ぐらい前に妻に覚醒剤を勧めた。妻はその後、使用していた」などとさまざまな供述を行っているという。法廷でも、高相被告の口から酒井被告の覚醒剤使用に関する供述は飛び出すのだろうか》
《開廷3分前、高相被告がすっと入廷、正面向かって右手の長いすに腰を下ろした。チャコールグレーに白のストライプが入ったスーツ、白いワイシャツ、シルバーのネクタイを着用し、黒の革靴を履いている》
《保釈されたときには一部、茶色い髪の毛が見えたが、この日は真っ黒に染められている。後ろ髪は襟に届くぐらいの長さ。前髪は軽く左に流している。保釈時同様、下唇の下とあごには、短いひげを伸ばしていた》
《午前9時59分、42席の傍聴席がすべて埋まった。傍聴人はかたずをのんで公判の開始を待っている。ここで正面に座った稗田裁判官が声を上げた》
裁判官「では始めます」
《稗田裁判官に促されて、高相被告が証言台の前に立った》
裁判官「名前は?」
高相被告「高相祐一です」
《生年月日や住所、本籍などを尋ねる稗田裁判官。高相被告は、稗田裁判官をじっと見つめながら、次々と問いに応えていく》
裁判官「仕事は?」
高相被告「プロサーファーです」
《起訴状にあるとおり、「プロサーファー」と名乗った高相被告。次に検察官による起訴状の読み上げに入る》
裁判官「では、起訴状を検察官は読み上げてください」
《それまで正面を向いていた高相被告が、左手の検察官に体を向けた》
検察官「では、読み上げます」
《起訴状によると、高相被告は8月2日、東京都港区の青山公園で覚醒剤を吸引し、翌3日には渋谷区の路上に止めた車内で覚醒剤0・817グラムを所持、同月9日には千葉県勝浦市の別荘で覚醒剤0・097グラムを所持したとされる》
《捜査関係者などによると、高相被告は捜査段階から起訴事実を認めており、公判の争点は罪の重さとなる見込みだ》
《検察官による起訴状の読み上げが終わると、高相被告はまた稗田裁判官の方を向いた。黙秘権についての説明が始まると、はっきりした口調で「はい」「はい」と短く声を発していく。続いて罪状認否にうつる稗田裁判官》
裁判官「それでは尋ねます。8月21日付の起訴状には2つの事実が記されています。それぞれ伺います。8月2日に港区内の公衆便所で吸引したとありますが、違っていますか」
高相被告「はい」
裁判官「違っているということですか」
高相被告「トイレでは使用していません」
裁判官「トイレでは使用していないのですか」
高相被告「自宅のマンションで吸引しました」
《はっきりした口調で、吸引自体は認めたものの、使用場所が違うと主張する高相被告。一瞬、法廷内がざわめく》
裁判官「では、8月3日に自動車内で所持していたことについては?」
高相被告「間違いありません」
《その他の起訴事実については、いずれも「間違いありません」「(間違っているところは)ないです」と答えた高相被告。稗田裁判官に「ではそちらの席に戻ってください」と言われ、向かって右手の長いすに腰を下ろした》
裁判官「弁護人はいかがですか」
弁護人「被告と同様です」
裁判官「では冒頭陳述をお願いします」
《長いすに浅めに座った高相被告。軽く握りしめた両手の指に彫られた青い入れ墨が目立つ。口を真一文字に結んで、検察官を見つめている》
検察官「では、読み上げます」
《検察官は早口で冒頭陳述を読み上げ始めた》
検察官「被告は20歳のころ、初めて覚醒剤を使用し、平成20年ころからは2週間に1回くらいの割合で密売人から覚醒剤を購入し、使用していた」
《その後、職務質問の際に犯行が発覚したこと、千葉県勝浦市にある別荘には今年6月下旬ごろに密売人から購入した覚醒剤を保管していたことなどを述べ、検察官による冒頭陳述は終了した。続いて証拠調べに入る》
検察官「1号証は、現行犯で逮捕されたときの手続書です。警ら中の警察官が、バックル上部にゴムで取り付けたものを見つけ、見せるように言ったところ拒否しました。その後、バックル上部についていたきんちゃく袋を見せ「じつはシャブが入っています」と答えたことから、中に入っていた白い結晶を調べたところ、覚醒剤反応が出たので、8月3日に逮捕しました」
《次々に証拠を羅列していく検察官》
裁判官「では、証拠物と写真を提示してください」
《稗田裁判官に促された検察官が証言台の前に出てくる。長いすに座っていた高相被告も立ち上がった》
《検察官が手にしているのは、高相被告の関係先から押収された覚醒剤の現物だった》
《透明のポリ袋を掲げる検察官。中には微量の白い粉末が見える》
検察官「見覚えはありますか」
高相被告「はい」
検察官「これは?」
高相被告「はい」
《ポリ袋に入れられたアルミ箔(はく)や白い粉末を次々に掲げる検察官。それに対し、高相被告は「はい」「はい」と声を出し、うなずきながら確認していく》
《次に、押収物の写真が高相被告に見せられた。傍聴席から、ヒョウ柄やピンク地のポーチがのぞき見える。これらは、妻の酒井被告のものなのだろうか…》
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