【ステージドア】「ベルが鳴る前に」 奥菜恵 「個性的で爆弾ばかり」の共演者
2012/02/13 15:34更新
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2年ぶりの新作と聞けば、期待しないわけにいかない。劇作家、倉持裕(39)が主宰する「ペンギンプルペイルパイルズ」の「ベルが鳴る前に」。ゲスト参加の奥菜恵(32)は、「倉持さんのおもしろい世界観をいかに体現できるか、がんばっています」と稽古に励む。
「ベルが鳴る前に」は影響し合う虚実入り交じった複数の風景をオムニバス形式でつづるファンタジー。奥菜が演じるのは、壊れてしまった機械を、婚約者の技師が去った後も守り続ける女。「都会から来たお嬢様という設定らしく、いきなり突拍子もないことを言ったりするんです」
倉持らしいせりふ劇となりそうだが、「共感できるせりふが多いので、覚えやすい」という。オーディションで選ばれた共演者は「個性的で、爆弾ばかり(笑)」。「皆、私が守っている機械に興味を持って近づいてくる人ばかりなので、いかに(爆弾を)無視していけるかですね」と場に溶け込んではいけない役ならではの苦労を明かす。
■大好きだけれど悪夢?
昨年9月、朗読劇「瓶詰の地獄」で倉持と知り合い、今回の出演となった。「細かい演出をする方と聞いていたのでドキドキしていましたが、優しく見守ってくれています。演者の感情の流れがつながるまで見ていてくれるので、やりやすいですね」とその演出法にもなじんだ様子だ。
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記事本文の続き 舞台は見るのも出るのも大好き。「本多劇場は、広さもちょうどよく、大好きな空間。そんな劇場に立てる喜びを感じています」と大きな目を輝かせる。
ただ、失敗もそのまま見えてしまう舞台ならではの緊張感には悩まされている。「今回はまだですが、舞台でせりふが出てこない悪夢をみてうなされることがあるんです。今回もまた、緊張するでしょうね」
今年のテーマに「楽」という字を掲げた。震災で多くの人が傷ついた1年を乗り越え、「時間には限りがあるけれど、一日一日をいかに楽しむか」を考えていこうと思えるようになったという。
「気持ちひとつで物事は変わっていく。『楽』しい自分でいるための努力を続けていきたいです」
まずは舞台で、お客さんを「楽」しませてくれるだろう。
(文:道丸摩耶/撮影:瀧誠四郎/SANKEI EXPRESS)
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■おきな・めぐみ 1979年8月6日生まれ。92年に女優デビューし、「呪怨」「SHUTTER」などの映画やテレビドラマ、舞台などで幅広く活動する。
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【ガイド】
2月16~22日、本多劇場 (電)03・3468・0030
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