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【サウンドボックス】17歳のシンガー・ソングライター 家入レオ もう一人の自分に思い託した

2012/02/15 10:27更新

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感性を余すことなく表現した「サブリナ」でデビューする家入レオ(宮川浩和撮影) 

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心の中にいるもう一人の自分に思いを託して歌ったデビュー曲「サブリナ」(家入レオ)。2月15日発売(提供写真)

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 現役女子高生のシンガー・ソングライター、家入レオ(17)が2月15日、「サブリナ」でデビューする。すでにラジオなどで頻繁に流れるデビュー曲は15歳の時に作ったとは思えないほど、深い世界だ。

 「福岡の実家の小さな部屋で作った『サブリナ』が、いろんなところから聞こえてくるようになって本当にうれしい」

 ■感情表現がすごく苦手

 自身の最初の記憶は「歌を歌っている記憶」という。家入の音楽活動は「始めたのではなく始まっていた」わけだ。すでに小学校に入る前から、TVアニメなどを題材に詩のようなものさえ書いていた。

 だが自身は「感情表現がすごく苦手だった」と述懐する。中学は女子校で「クラスの中に上下があって子供にしか分からない目配せやルールの中、『何でこんなことしてるの?』『でも自分は低く見られたくない』という2人の自分がいて」。クラス内の“地位”に安堵する自分がイヤで、そんな感情を表現しきれず、もどかしかった。

 そんなときに出合ったのが、母が聴いていたという尾崎豊のCDだった。「『15の夜』を聴いて、苦しかった思いが流れ出した」といい、そのまま福岡の音楽塾「ヴォイス」の門をたたいた。

 デビュー曲はこうしたやりきれない、しかし誰もが持っているような思いを「サブリナ」という架空の女性に託して歌った。「私のことではなく、誰の心にもいるもう一人の自分に思いを託した方が、みんなが感情移入できるかなと思って」のことだ。

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記事本文の続き すでに配信やオンエアで聴いた人たちからはメッセージも届いている。「今までずっと悲しかったのに出てこなかった涙が、『サブリナ』を聴いたら流れてスッキリしました」というメールも届いたという。

 「10代に限らず、いろんな世代の人が本当の愛を求めている。でも普段の会話ではなかなか言えない。そういう感情を放っておかず、この曲にぶつけてくれたら」

 カップリングの「ripe」は数学の授業中に原型ができた曲。明るい曲調の曲でまったく違う家入を見せる。

 いずれは「英語は苦手だけど、言葉の壁を乗り越えてメロディーが心にくるような曲を作りたい」というのが夢。その夢に向かって一歩目を踏み出したデビュー曲。この後、さらにいろんなところで聴かれるようになることは間違いない。 

 (文:兼松康/撮影:宮川浩和/SANKEI EXPRESS

       ◇

 ■いえいり・れお 1994年12月13日、福岡県生まれ。幼少時代にピアノを始め、小学校では合唱部に所属。13歳で音楽塾ヴォイス福岡校に入塾。2011年春に上京し、都内の高校へ通うかたわら、制作・ライブ活動を行っている。

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