このニュースに関連した操作メニュー
性転換の異色舞踏家、胡蝶“波乱万丈”の舞…年収は?
2010/05/19 17:57更新
この記事に関連するフォト・情報
記事本文
創作新日本舞踊の世界で異色の舞踊家に注目が集まっている。宗山流家元の胡蝶(44)。東京・浅草の寺の長男として生まれながら、住職にはならず、ニューハーフショーなどで活躍。その後、性転換を経て、宗山流を創流した。現在は振付師、舞台プロデュースなども行っている“彼女”が元気なのは、志があるからだ。
関連記事
記事本文の続き 【舞もトークも】
「胡蝶っ!」
掛け声がかかる。五木ひろしの『おはん』や、石川さゆりの『飢餓海峡』といった演歌に乗せて、妖艶に、情念込めて舞う。
舞と舞の間はトーク。ご祝儀をいただくと「あら、ありがとうございます、年金きり崩してくださったのね」。
自身の生い立ちを語る。「小学校はクラス40人のうち半分がお寺の子。で、子供同士で何を競うかっていうと、お葬式をやった数よぉ」。軽い毒舌も交えながら、笑いを誘う。客席で携帯電話が鳴ると「出てあげようか」。舞台と客席の距離感が極めて近い。
「来ていただいた方に楽しんでいただきたいんです。舞もトークも含めて、胡蝶の全てを」
【性別を選ぶ】
幼い頃、大きくなったら性別は選べると思っていた。着物と日本髪で、女形として踊ることが目標だった。
住職になる気は全くなく、中学を卒業すると家を飛び出して一人暮らし。踊りを習うために銀座や六本木や赤坂でバイトした。地方のショーパブやクラブを経て、20歳代半ばで日本のシアターレストランの草分け的存在「六本木金魚」の初代ママに。華やかなニューハーフショーの世界で、たちまち売れっ子になった。
「当時はね、月に100万円以上もらっていたけど、お給料に手をつけたことはなかったの。チップで家賃から何から払えたから。でも、華やかでも、ドレスでは、何か違うと思っていた」
28歳で引退し、29歳のとき、性転換手術を行った。「やっと肉体が精神に近づいた、と思った」
【志があるから】
戦後に生まれた新日本舞踊。新舞踊、歌謡舞踊とも呼ばれ、親しみやすい演歌や民謡に日本舞踊の踊りを基礎として自由に振り付けて踊る。カルチャースクールで気軽に習えることもあり、特に熟年主婦層に人気がある。
一方、その手軽さと歴史の浅さから、趣味や余暇の世界を抜け出せていないと胡蝶は言う。
「新舞踊を芸能の1ジャンルにしたいんです。綾小路きみまろさん(漫談)のようにジャンルとして確立したい。着物や日本髪、和の素晴らしさを伝えるためにも」
きらびやかな夜の世界を卒業し、現在の収支は「トントン。1000万円入ってきたら、950万円は衣装代で消えちゃう」。それでも志があるから、舞踊家・胡蝶の舞には客席に訴えかけるような迫力がある。(肥谷令子)
広告
話題のニュース
ニュース記事ランキングの一覧
| タイトル | 更新日付 | 補足情報 |
|---|---|---|
| 押尾学の恋人Nanami 心配した家族が仕事場で待… | 02/23 17:47 | |
| 橋下市長の「ハシズム」 対案なきインテリに猛… | 02/23 11:12 | |
| オセロ中島 霊能者と一緒にミュージカル劇団結… | 02/23 11:27 | |
| IAEA「回答を得られなかった」 | 02/23 17:34 | |
| 木嶋佳苗被告 1回の肉体関係で最低10万円もら… | 10:52 | |
| 前原氏、産経記者を排除 「これはペンの暴力」 | 09:30 | |
| 「口利き」記録 厳格化 橋下市長が指示 | 16:16 |




















