激走とは別人の観 女子マラソン界の“新星”
2012/01/31 09:10更新
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【甘口辛口】
フワッと人を包み込むようなおっとりした話し方は、昼間の激走とは別人の観があった。29日の大阪国際女子マラソンで優勝し、五輪当確となった重友梨佐(24)が同夜のテレビ番組に出ていた。顔立ちも優しげで司会者は「話していて癒やされる」、女性コメンテーターも「五輪も地のままで…」と目を細めた。
一番大きな声が出たのは「岡山に行くと(所属の)天満屋を利用する」との司会者の言葉に、「ありがとうございます!」と答えたとき。さすがデパート勤務だが、祝勝セールが始まった岡山店広報に聞くと、ふだんは午前中1時間半だけ伝票センターで事務を執り接客経験はない。
後は陸上一筋。驚くのは、1週間前の22日にも北九州選抜女子駅伝で走っていたことだ。2区(5・9キロ)で区間2位と快走し天満屋の2年ぶりの優勝に貢献した。五輪有力候補の一人、尾崎好美(第一生命)が昨年11月の横浜国際で2位に終わったのは、2週間前の東日本実業団駅伝でアンカーとして激走し逆転優勝した疲れとも見られた。
「直前の試合は避けるのがふつう。特に駅伝はチームのためについ走り切って燃焼してしまう場合もあるが、重友は調整の一環として安定した走りを見せた」と、北九州駅伝でテレビ解説を務めた金哲彦さんは言う。天満屋の先輩、坂本直子や中村友梨香も直前の北九州を五輪への第1歩にしたことを重友はしっかり学習していた。
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記事本文の続き 五輪にはチーム全員で出向き、支えるのが天満屋イズム。4年ごとに世間的には無名の選手を五輪に送り出す武冨監督の指導法は、さすがに奥行きがある。気は早いが、ロンドンでは最高の走りで癒やされる笑顔を見せてもらいたい。 (今村忠)
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