【甘口辛口】4月10日
2009/04/10 16:02更新
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去年のちょうどいまごろ、水泳界は外国で世界記録を量産する“魔法の水着”の出現で大騒ぎだった。あの英国スピード社の「レーザーレーサー」。北京五輪を控え衝撃を受けた日本水連が、日本の契約メーカーに「完成度を上げ世界一速い水着を作ってほしい」と注文をつけたほどだった。
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記事本文の続き 結局、北京では日本選手も水連の水着自由化で「レーザーレーサー」を着用。北島康介の連続2冠や、目標としていたメダル5個確保につながった。日本のメーカーも「ス社に追いつき追い越せ」と改良を重ね、いまや空前の高速水着時代。その影響が顕著に表れるのが、16日に浜松市で開幕する日本選手権だ。
この大会は出場登録選手が例年600~700人で推移し、昨年は689人だった。それが85回目の今年は初めて1000人を突破し、史上最多の1075人になるという。前年国内ランキング24位相当の参加標準記録(昨年4月から有効)が設定されているが、高速水着の前にはハードルが低かったようだ。
「競技力アップといいたいが、やはり水着の効果が一番だろう。予想はしていたが、1.5倍増とは…」と水連の上野広治競泳委員長。先月末、東京で開かれた小・中学生のジュニアオリンピックも、例年の3~4000人を大幅に上回る5600人が参加標準をクリアして出場した。一線級だけでなく、子供たちにまで及ぶ高速水着の威力には改めて驚く。
日本選手権は一部競技時間を変更したり、練習用プールの確保などの対応に追われたものの「レベルアップは望むところ」と上野委員長。7月の世界選手権(ローマ)の選考会を兼ねており、イキのいい新鋭の出現も期待したい。(今村忠)
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