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KDDI、米国市場に本格参入 携帯2社買収

2010/02/10 10:16更新

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 KDDIは9日、大手携帯電話事業者に回線を借りて事業展開するMVNO(仮想移動体事業者)方式を使い、米国で携帯事業に本格参入すると発表した。現地法人のKDDIアメリカ(ニューヨーク州)を通じ、移民向けに携帯電話サービスを提供する米MVNO2社の発行済み株式をそれぞれ51%取得して連結対象子会社にする。

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記事本文の続き 子会社化するのは「ローカス」(ニュージャージー州)と「トータルコール」(カリフォルニア州)の2社。それぞれ東海岸と西海岸でMVNO方式で事業展開しており、2社合わせた契約数は30万件近くになる。09年の売上高は合計で約333万ドル(約298億円)。KDDIの株式取得金額は合計で約4100万ドル(約37億円)で、連邦通信委員会(FCC)の認可が下り次第、子会社化の手続きに入る。将来はKDDIアメリカへの統合も検討するという。

 提供するサービスは、銀行口座を持たない低所得層が多い移民向けに、低価格のプリペイド(前払い)式携帯電話端末を提供。1人当たり月間収入は低いと予想されるが、祖国への送金を携帯電話を使って送る際の手数料で利益を稼ぐビジネスモデルを想定している。

 KDDIアメリカは2007年から、MVMO方式で日系人向けに携帯電話事業を展開。契約数は数万件程度とみられる。今回、子会社化する2社との合計契約数は13年に100万件まで増やす計画だ。

 米国の移民は約4000万人。年100万人以上増えており、KDDIは移民向け携帯電話ビジネスの成長に着目。子会社を持つことで全米に販売基盤を確立できるとしている。MVMOビジネスの規模拡大によって、有利な条件で回線が借りられるメリットも期待できるという。契約数100万件規模になれば、大手MVNOとして新たな事業展開も視野に入れている。

 KDDIはバングラデシュでインターネット接続サービスを手がける「ブラックネット」(ダッカ市)を1月に子会社化するなど、人口増が見込める未開拓市場への取り組みを強化しており、今回の携帯事業参入もこの一環。

 携帯電話大手は、国内市場で大きな成長が見込めない中、海外事業展開が急務となっている。NTTドコモは海外で自ら携帯電話サービスを手がけていないが、インドの携帯電話事業者への投資を積極化している。

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