NTTが自在に光の方向を変える技術を開発 プリンターやレーダーに応用も
2009/03/26 22:09更新
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NTTとNTTアドバンステクノロジは26日、電圧をかけることで光が進む方向を従来の100倍の速度で、しかも大きく変えられる技術を開発したと発表した。
レーザープリンターの高速化や高精度レーダーの開発に応用できるとしており、NTTは部品「KTNスキャナー」を研究機関向けに販売する。
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記事本文の続き 同部品はNTTが量産化に成功した電気工学結晶「タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTN)」の性質を応用し、実用化した。
光の方向を変える技術は現在、レーザープリンターやバーコード読み取り機に利用されている。鏡を高速回転させて光を制御する方法が主流だが、動作の高速化には限界があった。電気や音を利用する技術もあるが、速度は速いものの光の向きを大きく変えることは困難だった。
KTNスキャナーは電圧で光を制御することで、機械的な動作を省略。光の向きを自在かつ高速で制御できるようになった。NTTは今後、KTNスキャナーを購入した研究機関と連携し、1年後には応用商品を販売する計画。具体的には、レーザープリンターの高速化や、光を使った航空機向けの高精度レーダーなどの開発につながると期待している。
NTTアドバンステクノロジはKTNを利用して世界最速で焦点を合わせられるレンズを開発。21年度中に研究機関向けに販売する。KTNスキャナーとレンズを組み合わせて使用することで、画像が浮き上がって動く「3D映像」を楽しめるという。
KTNスキャナーは当初600万円程度で販売するが、今後、利用拡大や同一の結晶から多くの部品製造を可能にすることで価格を引き下げ、一般向けレーザープリンターなどへの搭載を目指す。
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