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掟破り?業界騒然!JAL、格安国際線チケット出現
2009/10/13 17:23更新
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経営再建で揺れる日本航空の国際線航空券が格安で出回り、業界内で話題になっている。業界関係者は「『航空会社未定』という形で売り出して実は日航便、というルール違反のチケットが復活した。大手旅行代理店が関与しているケースがほとんど」と話す。とばっちりを受けた中小の代理店からは「大手に客が流れて倒産寸前」という悲鳴もあがっている。
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記事本文の続き 「ネットで『航空会社未定』のソウル線を予約した。9月上旬の週末出発、成田-仁川線という条件で往復1万8000円と格安だった。旅行会社に入金すると、即座に『日航便です』と明かされた」と興奮気味に語るのは都内のビジネスマン(42)。通常、日航の往復航空券で2万円を切るものは国際線では皆無。国内線でも期間限定のセール「バーゲンフェア」で入手するぐらいしか術がないからだ。
このカラクリについて、航空業界に精通する関係者が解説する。
「ソウル線はフライト数が多く、渡航者も多いので、旅行代理店がパックツアー用の航空券を個人にバラ売りして利用率を上げているようだ。航空会社と代理店の契約ではルール違反だが『航空会社未定』で売れば、バレにくい」
この関係者によると、1990年代にはパックツアー用運賃(IT運賃)の国際線航空券を旅行代理店が仕入れて個人にバラ売りする販売方法が全盛だったという。しかし、この方法では収益率が低いことから、航空各社は2000年ごろから正規割引運賃(PEX運賃)を設定。ホームページで直販を始めた。
さらに、05年ごろからは早期の予約といった条件付きながら、PEX運賃よりも安い事前購入周遊運賃(APEX運賃)を設定。「その一方で代理店にはIT運賃の航空券バラ売りを厳しく規制した」という。
「特に日航の規制は厳しく、バラ売り用航空券はほとんど市場から消えた。ところが、この1年で復活してきた。バカ安で市場を荒らすほどです。それらは大手代理店のみが扱っています」(別の航空業界関係者)
中堅の旅行会社幹部は「大手が子会社を隠れみのにネットで販売するケースがほとんど。うちの客からは『大手の旅行社のほうが安かった』とクレームが来るが、日航との契約では個人に販売できないはずの券なので、言い返せない。倒産を招きかねない深刻な事態」と悲鳴をあげる。
前出の航空業界関係者は「ジャカルタ、デリー、ベトナムなどのビジネス客が多い路線のバラ売り券は出ない。香港、バンコクといった他社と競合する路線が多く、欧州線も出回っている」と言い、「景気悪化もあるが、マイレージの影響が大きい。個人客の多くは全日空の加盟するスターアライアンスを希望する。日航が加盟するワンワールドに人気がないのが影響しているのではないか」と推測する。
日航広報部は「国土交通省の許認可を受けているので、IT運賃を宿泊なしで航空券だけ個人に売ることは絶対にあり得ない。旅行会社にもパッケージで売ってくださいと契約している」と話している。
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