【直球緩球】みずほフィナンシャルグループ 塚本隆史社長
2009/04/14 00:49更新
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--4月1日に社長に就任したが
「誰がやっても難しい局面だが、環境変化に果断に対応しなければならない。自分自身が先頭に立ち、顧客志向、現場志向、未来志向を旗印にやっていく。収益力の確立、リスク管理、人材育成に力を入れる」
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--金融危機で銀行の役割が改めて問われている
「(欧米の)投資銀行は、証券化商品の販売などに傾倒し、稼いできたが、お客さまを離れて間違った方向に行った。自己規律も当局の規制も働かず駄目になった。やはりわれわれは『お客さまありき』という原点に戻る必要がある。特に景気低迷で、資金の供給が重要になっており、取引先に円滑に資金供給していきたい」
--銀行の収益も悪化しているが、どう立て直す
「われわれは上場企業の7割と取引があり、中堅・中小の融資先は約10万社、個人の預金口座は約2500万ある。グループ各社が専門性を持ちつつ、連携すればお客さまに喜んでいただける。昨年から、みずほ銀行とみずほ信託銀行の連携を進め、成果が出ている。新光証券とみずほ証券が5月に統合して、発足する新みずほ証券とも、連携し顧客に役立ちたい」
--資本増強の必要性が指摘されているが
「株価が下がれば自己資本比率は下がってしまう。つねに下落局面を意識し、動けるように検討しておくことが必要だ。株価の下落リスクを小さくするため、中長期的に保有株を減らしていかないといけない。中核的自己資本に対する保有株の比率を(現在の6割強から)5割以内に低下させたい」
--米シティグループ傘下の日興コーディアル証券の買収は
「検討は当然する。ただ、証券会社の買収は簡単ではない。いかに人材をきちんと取り込んでいけるかが、(判断の)決め手になる」
--日本経済の再生のため、銀行としてどう行動するのか
「日本の経済も金融界も1990年前後は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、その後は、不良債権問題などで“失われた10年”に突っ込んでいき、公的資金の投入も受けた。今後、日本企業がグローバル経済の中でどういう位置を占めていくかということは、企業のサポート役であるわれわれが、世界の金融界でどういう地位を占めるかと表裏一体だ。世界における地位をお客さまとともに切り開き、飛躍していきたい」
◇
【プロフィル】
つかもと・たかし 京大法卒。昭和49年旧第一勧業銀行入行。平成14年みずほコーポレート銀行執行役員、20年みずほフィナンシャルグループ副社長。21年4月から現職。東京都出身。58歳。
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