進む居酒屋のデフレ化 均一価格が急増
2009/11/14 19:29更新
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料理やアルコール類を全品300円以下の「均一価格」で提供する居酒屋が急増している。支払額がわかりやすいため、景気悪化で懐の厳しいサラリーマンを中心に人気を集めているからだ。前年に比べて3~4割客数の伸びたチェーンもあるなど、売り上げ低迷に悩む居酒屋チェーンにとって“救世主”となりそうだ。(今井裕治)
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記事本文の続き 居酒屋「甘太郎」などを展開するコロワイドは平成17年、全品を299円(一部店舗は399円)で提供する「うまいもん酒場 えこひいき」で均一価格の業態に参入した。現在、不振店からの業態転換を進めており、来年3月末までに計40店まで増やす計画だ。
主力店の「甘太郎」に比べ、1~2割安い価格を実現できたのは、食材の一括大量仕入れやタッチパネル型の無線注文システムの採用で人件費を圧縮したためだ。
均一価格という安心感から仕事帰りのサラリーマンの「ちょっと一杯」需要を開拓し、えこひいきの4~9月の既存店の客数は前年同期比3~4割増えた。客の回転率向上で単価の減少分を補った結果、売り上げも2割増と好調だ。
「東方見聞録」を運営する三光マーケティングフーズは270円、299円、300円の3種類の均一価格業態「金の蔵 ジュニア」を展開。今年5月、東京・池袋に1号店を開業して以来、東京都内を中心に50店舗まで広げている。価格に敏感な消費者を念頭に、270円店を中心に出店攻勢をかけるという。
大手居酒屋チェーンで最安の全品268円均一店「厨房うちくる」を9月から始めたのが、モンテローザだ。現在、神奈川県などで4店舗を運営しており、各店舗とも満席が相次いでいる。
居酒屋を含む飲食店チェーンは、家庭で食事をする「内食傾向」の広がりもあって、苦戦を強いられている。日本フードサービス協会によると、パブ・居酒屋の全店売上高は9月まで9カ月連続で前年実績を割り込んでいる。集客増を狙いに「居酒屋のデフレ化」が進みそうだ。
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