北朝鮮は「ベトナムのようになれる」 ビーガン特別代表

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省のパラディーノ副報道官は7日の記者会見で、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が2月末に予定している2度目の首脳会談がベトナムで行われることに関連し、かつてベトナム戦争で対立した米越と同様、米朝も「紛争と対立」を「力強いパートナーシップ関係」に転換できるとの認識を明らかにした。

 パラディーノ氏は、ベトナム戦争と戦った米国とベトナムが現在は国交を回復し、緊密な関係にあることを念頭に、「米越の歴史は(北朝鮮の)平和と繁栄への可能性を反映している」と強調し、北朝鮮に「最終的かつ全面的に検証可能な非核化」を促した。

 同氏はまた、北朝鮮を訪問中のビーガン北朝鮮担当特別代表が首脳会談の準備で同国の金革哲(キム・ヒョクチョル)元駐スペイン大使らと引き続き協議を行っていると明かした。双方は非核化に加え、「米朝関係の転換」「朝鮮半島の高級平和メカニズムの構築」などに関し詳細を詰めているという。

 パラディーノ氏は、ビーガン氏がいつまで北朝鮮に滞在するかは明言しなかった。韓国からの報道では、同氏は早ければ8日にも韓国に戻り、韓国当局者らに協議の内容を伝達する見通しだとしている。

 一方、ロイター通信は4日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが秘密報告書で、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発計画は維持されており、他国から軍事攻撃を受けても核能力が一気に失われることがないよう、核・ミサイル関連の「製造、保管、試験施設を分散させている証拠を見つけた」と指摘していると報道。パラディーノ氏は同報道に関する質問には答えなかった。

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