トランプ氏 「ねじれ議会」でFRBへの圧力加速?

 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)が8日、力強い景気が続くとの見方から、12月の追加利上げを示唆した。だが、歴史的な低失業率などを誇るトランプ大統領は、利上げ路線を進めるパウエルFRB議長への批判姿勢を強めてきた。中間選挙の結果、野党に下院の多数派を奪われたトランプ氏が、金融政策の正常化を急ぐFRBの行方に立ちはだかる局面も想定される。

 同日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明は「力強く拡大」との前回会合の景気判断を踏襲。9月に示した「年内あと1回」の利上げ見通しに沿って、金融政策を運営する自信をのぞかせた。

 FRBは来年3回の利上げを想定している。米経済は個人消費を追い風に実質経済成長率が7~9月期まで2四半期連続で年平均3%を超えた。年末商戦も消費低迷の気配はみえない。

 だが、中間選の選挙期間中、力強い経済を政権の成果だと訴えるトランプ氏は「(FRBは)利上げを急ぎすぎだ」「今や最大の景気リスクはFRBだ」などと述べ、パウエル議長にも矛先を向けてきた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ