「拉致被害者救出に署名を」 救う会山形、山形市に要望

 「北朝鮮による日本人拉致被害者を救出する山形の会(救う会山形)」(斎藤純一代表)は11日、山形市役所を訪れ、佐藤孝弘市長に拉致被害者を救出するための署名に山形市職員に署名を求める要望書を提出した。署名は、内閣総理大臣と関係閣僚宛で「全ての拉致被害者の情報を早急に収集し、政府の責任として救出してください」としている。

 山形県内には、政府が認定する拉致被害者はいないが、特定失踪者問題調査会によると、北朝鮮に拉致された可能性が排除できない特定失踪者に、布施範行さん=昭和52年の失踪当時(23)、斎藤武さん=同58年の失踪当時(38)、大宮のぶ子さん=平成3年の失踪当時(36)=の3人と、非公開ながら拉致された可能性の高い9人を含め、12人がいる。

 斎藤代表は「このまま放置していたら(拉致被害者は)永久に帰ってこない可能性が強い。菅義偉官房長官が拉致担当大臣を兼務するなど行政側のトップが本気で動いたいま、地方行政のトップや職員の方々にも拉致問題に関心をもってもらうよう署名をお願いしたい」と述べた。

 佐藤市長は「拉致被害者の問題は、日本には極めて大事な問題。市民レベルで後押ししていく意味からも市の中でも職員に署名を集め、政府に訴えていきたい」と述べた。

 都道府県や市町村など行政に署名を求めるのは、宮城県と仙台市で先に行われ、山形市で行うのは東北地方で3番目。救う会山形は、山形県にも同様の要望を申し入れる考えで、斎藤代表は「署名を始めていない東北の他県でも署名を呼びかけ東北6県で集めた署名を政府に提出したい」としている。

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