ダライ・ラマ行事中止 インド政府が中国に配慮か

 【ニューデリー=森浩】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世がインドに亡命して来年で60年となるのを前に、チベット亡命政府がニューデリーで企画していた記念行事が中止されたことが8日までに明らかになった。インド政府高官が中国との関係が「敏感な時期だ」として、政府職員らに参加自粛を通知したことを受け、大規模な開催を見送ったとみられる。中国に配慮を見せたインドの対応が波紋を広げそうだ。

 亡命政府は31日と4月1日に、ニューデリーの競技場などで、インドの支援に感謝する行事を企画し、ダライ・ラマによる演説も計画されていた。だが、亡命政府はこのほどニューデリーでの予定を取り消し、本拠があるインド北部ダラムサラで規模を縮小して実施することを決めた。

 ダライ・ラマ法王ニューデリー代表部事務所は産経新聞の取材に「インド政府の対応を尊重する」としており、インド側の動きを受けた中止措置だったことをのぞかせている。

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