ズマ大統領に辞任要求 南ア与党、退陣時期で協議継続

 【カイロ=佐藤貴生】数多くの汚職疑惑で批判が高まっている南アフリカのズマ大統領(75)の進退をめぐり、与党のアフリカ民族会議(ANC)の幹部は13日、記者会見を行い、ズマ氏に辞任を求めたことを明らかにした。ズマ氏は即時の退陣は拒否しており、双方の協議の行方に注目が集まっている。

 会見したANC幹部によると、ズマ氏は退陣要求は受け入れたものの、3カ月から半年の間に辞任する意向を示した。ANCはこれを拒否し、対話を続ける方針だと話した。

 ANCは首都プレトリアで12日から13日にかけて幹部会議を行った。副大統領でANC議長のラマポーザ氏(65)らが直接話し合った結果、ズマ氏が早期の退陣を拒んだため、党として辞任要求の方針を固めたという。

 ANCはズマ氏の出身母体で、決定には大統領を辞任させる法的拘束力はない。ただ、協議が長引けばANC自体に対する国民の批判が拡大しかねず、22日に予定される不信任投票の前に、党の主導で決着を図りたいものとみられる。ズマ氏は訴追免除など辞任に際しての条件を提示しているとの情報も出ている。

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