五輪に備え日本のTV会社に中継車せがんだ北の工作員 文在寅氏に読ませたいテロの真相

 【野口裕之の軍事情勢】

 平昌五輪の開催が2月9日に迫っているが、ソウル五輪(1988年)前にネタ元だった公安筋に告げられた、北朝鮮工作員が日本国内で繰り広げていた衝撃的暗躍の事実を、ふと思い出した。(1月15日の記事を再掲載しています)

 2年間の地方支局勤務を終え、社会部の駆け出し記者だった筆者に公安筋は唐突に切り出した。

 「北の工作員Aら数人のグループが密かにB社と接触し、中古のテレビ中継車を買いたがっている」

 「A」は実名で聞いた。「B社」は日本ではそれと知られた大手のテレビ放映会社であった。対象となっていた中継車の写真まで、いつの間にか隠し撮りしていた。

 確か、《1987年11月の『大韓航空機爆破テロ』が起きる大分以前の話であったと記憶する》。理由は後述する。 

 追跡中の重大スパイ事件を公安筋が漏らしたのは、公安筋とは記者になる遙か以前からの付き合いで、思想的にも、国家観でも意気投合していた側面が大きかった。

 公安筋は大きなスクープとして紙面化することも、時機など条件付きで黙認を約束してくれた。

 一般的に、スパイ事件の場合、「A」には取材活動を絶対知られてはいけない。「B社」にも、できる限り知られぬよう隠密取材を進めるのが鉄則だ。

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