「敵が金でもめ事作ろうとしている」ハメネイ師、米国など念頭に批判

 【中東支局】イラン全土に拡大した反政府デモは、2日も北西部タブリーズなど各地で続いたもようだ。イスラム教シーア派最高指導者ハメネイ師は同日、デモ発生以来初めて公に発言し、米国などを念頭に批判した。事態が長引くことに懸念を強めているとみられる。

 英BBCテレビ(電子版)はソーシャルメディアの映像を基に、2日にはタブリーズでデモがあったほか、南西部アフワズでデモ集団に警官が催涙弾を使って鎮圧に当たるなど、各地でデモが続いたようだと伝えた。先月28日にデモが始まって以降、デモ参加者ら22人が死亡した。テヘランだけで450人が一時拘束されたという。

 ハメネイ師は2日、「敵が金や武器によってもめ事を作ろうとしている」と述べ、米国やイスラエル、スンニ派の大国サウジアラビアなどを念頭に批判した。

 また、ロウハニ大統領は2日、マクロン仏大統領と電話で会談した。マクロン氏はデモ参加者の権利に配慮し、抑制した対応を取るよう求めた。ルドリアン仏外相は週内に予定されていたイラン訪問を延期した。

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