ニューデリーで続く大気汚染 経済成長とともに悪化、高まる不満

 インドは、近年の経済成長とともに悪化が続く大気汚染への不満が高まっている。首都ニューデリーでは、政府に対策を求めるデモが11月14日に行われた。ニューデリーは、風が弱まる冬季になると野焼きの煙や自動車の排ガス、工場の排煙などが滞留し、大気汚染状況が悪化する傾向にある。

 英医学誌ランセットによると、2015年の世界の環境汚染による死亡者数は900万人で、国別ではインドが250万人で最多だった。うち105万人が微小粒子状物質「PM2.5」が原因で死亡したという。

 現地紙ヒンドゥスタン・タイムズは社説で、国際的なイメージ低下により観光が打撃を受けたり、ビジネスマンに敬遠されたりといった悪影響が出ると予想、健康被害に加えて経済的打撃も必至との見方を示した。「やがて風が煙を晴らしても、悪化したイメージは簡単には晴れない」とし、政府の迅速な行動を求めている。

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