APEC首脳会議 「ダナン宣言」採択し閉幕 「保護主義と戦う」

 【ダナン=田中靖人】ベトナム中部ダナンで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は11日、「ダナン宣言」を採択して閉幕した。首脳宣言は「不公正な貿易慣行を含む保護主義と戦う」とし、自由貿易を推進する上でAPECが果たす役割の重要性を強調した。

 保護主義に対抗するとの文言は、昨年の首脳宣言や同日午前に公表された閣僚声明にも盛り込まれた。今回は日本が特に再確認を主張したとされる。

 首脳宣言は、APECが「ルールに基づく自由で開かれた、公正で透明かつ包摂的な多角的貿易体制を支えている」として、APECの「極めて重要な役割」を強調。世界貿易機関(WTO)の機能強化にも取り組むとした。APEC全加盟国・地域を対象としたアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現を目指す方針も再確認した。中国などを念頭に「市場をゆがめる補助金」や政府機関などの支援を「直ちに止める」ことも呼びかけた。

 その一方で、地域協定などと並び、2国間協定の重要性にも「留意する」とし、それらが多国間の貿易協定を「補完する」よう努めるとした。

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