トランプ氏、ロシアで「女性5人派遣」の誘惑断る

 【ワシントン=加納宏幸】米CNNテレビは9日、ロシアの米大統領選干渉疑惑に関し、トランプ大統領が就任前の2013年、自らが手がけた「ミス・ユニバース」世界大会の開催でモスクワを訪問した際、ロシア側から5人の女性をホテルの部屋に送ると持ちかけられ、拒否したと伝えた。9月までホワイトハウスで勤務したボディーガードが疑惑を調査している下院情報特別委員会に非公開で証言したという。

 ボディーガードはトランプ氏の長年の側近であるキース・シラー氏。CNNが複数の議会関係者の話として伝えたところでは、シラー氏はロシア側から女性5人の派遣を持ちかけられ、冗談だと思ったがホテルの部屋に行く途中でトランプ氏に報告。トランプ氏は笑い飛ばしたという。

 トランプ氏のロシア訪問をめぐっては、同氏を調査していた大統領選の民主党候補、クリントン元国務長官の陣営が作成させた元英情報機関員による文書に、トランプ氏が複数の売春婦を呼んでみだらな行為をしていたと記載されていた。シラー氏は文書にあったような事実を認知していないと証言した。

 一方、CNNは9日、ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官のチームがミラー大統領上級顧問(政策担当)から事情聴取し、トランプ氏が5月に疑惑を捜査していたコミー前連邦捜査局(FBI)長官を解任した経緯を中心に調べたと報じた。事情を聴かれた現職高官としては最高位。

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