正男氏の息子・ハンソル氏は中国にいた? 正恩氏派遣の暗殺部隊逮捕でさまざまな見方浮上

 今年2月にマレーシアで暗殺された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、キム・ハンソル氏を暗殺しようと、正男氏の異母弟である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が北京に派遣した北朝鮮の工作員グループが中国公安当局に逮捕されたことが分かった。韓国紙・中央日報が10月30日に報じた。西側諸国に亡命したとみられるハンソル氏が実は、中国にいるのではないかとの見方も浮上している。

 同紙によると、北朝鮮の工作機関、偵察総局の特殊工作員がハンソル氏を殺害するため、中国に潜入した。しかし、中国共産党大会(18~24日)に合わせ警戒を強めていた中国の公安当局が暗殺計画をつかみ、2人を逮捕した。消息筋は「北京郊外の特殊施設で極秘に取り調べが行われている」と話したという。

 正男氏の息子であるハンソル氏は、「ポスト正恩」と目される存在で、正恩政権が倒れた際に北朝鮮のトップに担ぎ上げられるとの見方もあった。このため、ハンソル氏の存在を邪魔に思った正恩氏が、暗殺を企てた可能性もある。

 正男氏の殺害後、「千里馬(チョンリマ)民防衛」を名乗る団体が、ハンソル氏とその家族を安全な場所に保護したと明らかにし、オランダと中国、米国の支援に感謝の意を表明した。このため、ハンソル氏の居場所については、米国や韓国ではないかとの観測があった。

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