米、正恩氏に強烈プレッシャー 北は強い反発「核戦争の火雲もたらす侵略者」

 北朝鮮の独裁者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がおののく事態がまた訪れるのかもしれない。米海軍第7艦隊司令部(神奈川県横須賀市)によると、米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」は23日、第7艦隊が管轄する西太平洋に入った。米韓軍の共同訓練に参加した原子力空母「ロナルド・レーガン」は21日、韓国・釜山に入港済みだ。西太平洋に米空母2隻が同時展開するのは今年夏以来とみられ、北朝鮮に対する強烈なプレッシャーとなりそうだ。

 通常の警戒任務に当たるセオドア・ルーズベルトは中東に向かうとの見方もある。だが、朝鮮半島近くに展開すれば、核・ミサイル開発に邁進(まいしん)する正恩政権にとっては、恐れていた事態が現実となることを意味している。

 というのも、北朝鮮の対外宣伝団体「北侵核戦争演習反対全民族非常対策委員会」が18日に発表した報道官声明で、強い反発を示していたのだ。

 声明では、米国がセオドア・ルーズベルトを追加投入し、10月末ごろに大規模訓練を行おうとしているとして、「米国とかいらい好戦狂らの戦争狂乱を無慈悲に粉砕し、核戦争の火雲をもたらす侵略者、挑発者に最も悲惨な死を与えるであろう」と非難した。正恩政権は、朝鮮半島周辺での原子力空母2隻展開を本気で恐れている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ