文在寅大統領がHPで動静を公開 朴槿恵氏の「空白の7時間」批判受け 週単位で日本には及ばず

 【ソウル=桜井紀雄】韓国大統領府は23日、文在寅大統領の動静の公開を公式ホームページ(HP)で始めた。2014年の旅客船セウォル号事故当日、朴槿恵前大統領の動静が不明だった「空白の7時間」をめぐり、国のトップの動静を明らかにしないことへの批判の高まりを受けた措置。文氏は就任前、「大統領の24時間を公開する」と公務の透明化を約束していた。

 HPでは23日、10月に入ってから3週分の公務日程のうち、非公開だった動静が掲載された。今後、1週間ごとの動静を翌週の月曜日に公開するという。文氏の5月の大統領就任後に数日分の動静が掲載されたことがあったが、更新されずに放置されていた。

 韓国大統領の動静をめぐっては、昨年、朴氏の友人の崔順実被告の国政介入事件の発覚もあり、首相動静が日々、公表される日本などと比較し、保安を理由に詳細を明らかにしないことに強い批判が起きた。

 ただ、今回の文氏の公務も「懸案に関する内閣報告」といった大まかな記載で、週ごとの事後公開にとどまっている。官邸などで担当記者が関係者の出入りをチェックし、毎日、分単位で首相動静が報じられる日本の水準に引き上げるには、メディア側の努力も必要だといえそうだ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ