「国際航空路の重大な脅威」 ICAOが北朝鮮のミサイル発射を強く非難、対北国際包囲網形成へ

 【ニューヨーク=上塚真由】国連専門機関の国際民間航空機関(ICAO)は6日、カナダ・モントリオールの本部で理事会を開き、北朝鮮の相次ぐミサイル発射は「国際航空路の安全への重大な脅威」として、北朝鮮を強く非難する決定を全会一致で採択した。

 航空機の安全運航を技術的に支援するICAOが、特定の国を非難する決定を採択するのは異例。北朝鮮が7月28日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した際、日本海に落下する直前に現場付近を東京発パリ行きエールフランス機が飛行していたことから、空の安全への懸念が強まっていた。

 日本が決定の文案を作成し、韓国や米国、フランス、英国などと共同で提出した。決定では、北朝鮮に対し航空機の運航の国際的な標準を順守することを強く求めるとも明記された。

 ICAOは約190カ国が加盟。北朝鮮も加盟しているが、理事会(36カ国)のメンバーではない。理事会は北朝鮮にも出席するよう求めたが、欠席したという。決定に拘束力はないものの、北朝鮮に対する国際包囲網を形成し、圧力を強化する狙いがある。

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