カタルーニャ州投票結果を公式発表 独立宣言めぐり山場

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州は6日、独立の是非を問う1日の住民投票の最終結果を発表した。賛成は90・18%、反対は7・83%だった。

 州政府は約228万人が投票したとしており、投票率は約43%だった。州政府は、最大77万人が警察に阻止されて投票できなかったと発表した。

 プチデモン州首相は賛成多数で独立が承認されれば、「48時間以内に独立宣言を行う」と公約していた。州首相は10日に州議会で演説する予定で、独立をめぐる動きは週末に大きな山場を迎える。

 一方、カタルーニャ州では企業流出の動きが加速した。州都バルセロナに本社を置く「カイシャ銀行」は6日の取締役会で、本社のパルマ移転を決めた。カイシャはスペイン第3位の大手銀行で、州経済の主柱のひとつ。イタリア本社の銀行「バンコ・メディオラヌム」も6日、バルセロナにあるスペイン本社のバレンシアへの移転を発表した。

 エネルギー大手「ガス・ナトゥラル・フェノーサ」など、産業界でも流出の動きが出ている。中央政府は6日、国内で企業の移転手続きを簡略化する政令を閣議決定した。カタルーニャ州からの企業流出を促す措置で、独立の動きを見せる同州に圧力をかけた。

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