ロンドン地下鉄テロ 「イスラム国」が事実上の犯行声明 「自家製爆弾の犯行」と警察

 【ロンドン=岡部伸】ロンドン地下鉄車両内で起きた爆弾テロで、ロンドン警視庁は15日夜、記者会見し、「何者かが地下鉄内に自家製の爆弾を仕掛けた」と述べた。またイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は15日、系列ニュースサイトを通じ、事実上の犯行声明を出した。

 声明は「(ISの)兵士が爆発物を地下鉄内で起爆させ、十字軍約30人を負傷させた」としている。英政府は同日、テロ警戒度を5段階の最高レベルに当たる「危機的」に引き上げた。

 ロンドン警視庁は、「容疑者を追跡中だ」と説明。爆弾を置いた人物が爆破当時、車両内にいたかどうかは言及を避けた。複数犯の可能性も視野に監視カメラ(CCTV)の映像や爆発物の分析を元に、逃走したとみられる容疑者を追跡している。英メディアによると、負傷者は29人に増えた。重傷者はいない。

 英国がテロ警戒度を引き上げるのは、中部マンチェスターのコンサート会場で5月に起きた自爆テロ以来。最高度の警戒レベルは「危機的」はさらなるテロが差し迫っていることを意味する。警察は車両内に爆弾を仕掛けた人物の行方を追うとともに、軍の支援も受け、全国で警戒態勢を敷く。

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