日印首脳会談で北朝鮮非難の声明発表へ インド高速鉄道建設へ1000億円の円借款供与

 【アーメダバード(インド西部)=岩田智雄】インドを訪問中の安倍晋三首相は14日昼(日本時間同日午後)、西部グジャラート州の州都ガンディナガルでモディ印首相と会談し、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル開発を非難する共同声明を発表する。両国は、日本の新幹線方式を導入したインド初の高速鉄道の建設と人材育成に1000億円の円借款を初供与することで合意する。

 共同声明は、北朝鮮について「最も強い言葉」で非難し、核・弾道ミサイル計画の放棄や挑発行動の停止、拉致問題への最大限の早期の対応を求める。

 両首脳は南シナ海で軍事拠点化を進める中国を念頭に、名指しを避けながら、航行と飛行の自由の重要性も再確認する。

 来年着工される高速鉄道は、アーメダバードとムンバイ(約500キロ)を結ぶ。安倍首相は首脳会談を前にアーメダバードでモディ首相と起工式に出席。

 この事業を含め両国は、東部コルカタの大量交通輸送システムの建設など計5件、約1900億円の円借款の署名文書を交換する。

 また、インドで日本語教育を拡充するため、今後5年間でインドの100の高等教育機関で日本語講座を開設し、1000人の日本語教師の研修を実施することや、中国との国境問題を抱える地域が多いインド北東部開発などのために両国の当局者が協議する「日印アクト・イースト・フォーラム」を設立することでも合意する。

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