北朝鮮制裁決議 中国、トランプ米政権を牽制「軍事的解決に活路なし」

 【北京=藤本欣也】中国外務省は12日、国連安保理が新たな対北朝鮮制裁決議を採択したことについて談話を発表し、「軍事的解決に活路はない。中国は朝鮮半島で戦乱が起きることを決して許さない」と強調、武力行使も辞さない構えの米国を強く牽制した。

 北朝鮮に対しては「核・ミサイル開発を継続すべきではない」と開発停止を求める一方、米国と韓国に対しても「情勢をさらに複雑化させる行動を避けるべきだ」と指摘。「外交と政治的方式による問題の平和的解決」を促した。

 北朝鮮の度重なる軍事的挑発には、習近平政権もいらだちを募らせている。

 ただ、中国共産党大会を10月に控え、習政権の最優先課題は内外の安定維持。北朝鮮が混乱に陥りかねない石油の全面禁輸に反対してきた経緯がある。結局、石油禁輸が見送られ、中国側も制裁決議を支持した。

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