相互不信の習近平氏VS金正恩氏 北は核実験で中国の「最後の一線」越えるか

【久保田るり子の朝鮮半島ウォッチ】

 北朝鮮の挑発を止めるのは米国か中国か-。

 北朝鮮を封じ込める力を持つのは中国であるが、朝鮮戦争で生まれた血で固められた絆を表す「血の友誼(ゆうぎ)」と呼ばれた中朝関係はすでに過去のものだ。中国の習近平国家主席はいま、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を相手にせず、正恩氏は中国への不信の塊となっている。中国にとって北朝鮮は必要だが金正恩体制である必要はない、というのが不信の根源である。中国のレッドライン(越えてはならない一線)が次の核実験とされるなか、北朝鮮は着々と実験準備を進めている。中朝関係は今後、どうなるのか?(久保田るり子)

■北朝鮮の核実験への中国の恫喝とは?

 北朝鮮は北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場で実験準備を終えた。名節である9月9日(建国記念日)の実施が懸念されている。昨年はこの日に第5回核実験を行った。核兵器の小型化には「少なくともあと1回の核実験が必要」(北朝鮮筋)とされる。

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