トランプ氏長男が露と接触、クリントン陣営の情報提供を約束と米紙

 【ワシントン=加納宏幸】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は9日、トランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏らが昨年6月、民主党候補指名を確実にしたクリントン元国務長官に不利になる情報を提供すると約束したロシア政府に近いロシア人弁護士と会談したと伝えた。ロシアの米大統領選干渉疑惑で焦点のトランプ陣営とロシア側の「共謀」に関する有力な裏付けとなる可能性がある。

 会談はトランプ氏が共和党候補指名を確実にした約1カ月後の6月9日、ニューヨークのトランプ・タワーでトランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏、大統領選の選対本部長を務めていたポール・マナフォート氏(昨年8月に辞任)を交えて行われた。

 会談した女性弁護士はナタリヤ・ベセルニツカヤ氏。同氏は、米政府が実施している対露制裁の根拠法「マグニツキー法」を撤回させるため活動していることで知られる人物だ。この対露制裁は、プーチン政権の意を受けて、2009年にロシア高官の巨額横領事件を告発した後に逮捕された弁護士が、勾留施設で不審死した事件を受けた措置。

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