メイ首相、ようやく火災被災者慰問 住民数百人デモ 7億円支援発表も求心力低下

 【ロンドン=岡部伸】ロンドン西部の高層アパートで起きた火災で、メイ英首相は16日、避難所の被災者を慰問した。首相は「臆病者」「恥を知れ」などの非難の言葉を浴びせられ、付近では対応に不満を抱く住民が抗議デモを行う騒ぎとなった。

 メイ氏は15日に火災現場訪れたが、住民を慰問しなかったことで与野党やメディアから批判が噴出。16日、避難所となっている教会で被害者と面会した。

 住民ら数百人はこの日、火災現場のあるケンジントンチェルシー王立特別区役所に押し寄せてデモを展開。行方不明となった家族や知人の写真や「正義を」「調査を要求する」と書かれたプラカードを掲げ、一部のデモ参加者は区役所に押し入った。メイ氏は16日、火災被害に遭った住民に500万ポンド(約7億円)の支援を発表した。

 今回の火災では、建物の外壁が可燃性の断熱材で覆われていたことやスプリンクラーが設置されていなかったなど、防火対策の不備が被害の拡大を招いたとの指摘が出ている。

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